阿蘇市山田小学校の児童が連中を積み重ねてきた虎舞を、阿蘇市こども芸術祭で発表しました。

阿蘇市小倉に伝わる虎舞は五穀豊穣を願う農民が200年以上も昔からこの地で舞われ伝承してきた。メロディーの主役はこの地に伝わる虎舞用篠笛で独特の造りで虎舞のメロディーを奏でる。

地元の山田小学校では平成17年度から毎年秋の運動会で児童が虎舞を演じている。児童には篠笛を演奏するのが難しいので、学校で使っているリコーダーを篠笛の代わりに演奏していた。しかし、リコーダーでは音階や運指などが篠笛と異なるため、虎舞のメロディーを演奏するものの実際の虎舞の雰囲気が出なかったそうで、夏休みに地元の虎舞篠笛を指導されている古老や小学校の先生と相談して、この地に伝わる虎舞笛を児童でも演奏できるように唄口をリコーダー式にして制作したのが「リコーダー式虎舞笛」である。今年の運動会に向け山田小学校では只今練習に余念がないそうである。

リコーダー式阿蘇の虎舞笛

　　　　atlier archaic

　　　　　　　アルカイック工房

アルカイック工房は阿蘇地方に自生する良質の竹材を利用して、神楽笛やBamboo pen・釣竿などを制作販売する竹細工の工房です。
阿蘇地方は日本でも南に位置し温暖な気候のもとに、阿蘇のカルデラという地形環境と、そこに暮らしてきた人々の長年の営みにより、独特の自然が育成されてきました。
毎年春先に行われてきた「阿蘇の野焼き」に代表される人々の営みは、この地方の自然環境を今日の姿に育て上げました。
阿蘇の牧草地には日本でもここにしかない貴重な野草や蝶が生息しています。雄大な阿蘇の大地と、適度に人の手の加わった自然環境は、そこに育成する「生命力の強い植物にも・弱い生物にも」平等に生き残ることができる環境を育て上げました。

そんな南阿蘇・高森町で竹細工を営む「アルカイック工房」を紹介するホームページへようこそ！

このホームページでは、アルカイック工房で制作する製品や使い方などを詳しく紹介していますのでゆっくりとご覧ください。表示文字サイズは中でご覧ください。

アルカイック工房の・BAMBOO PEN（竹ペン）

阿蘇地方に自生する良質の矢竹を加工してBAMBOO PEN（竹ペン）を作っています。
BAMBOO PEN（竹ペン）は絵手紙やスケッチ・デッサンなどと手紙のあて名書きなどにご使用ください。
インクや墨液を付けて描くことができるいわゆる付けペンです。

真笛（まこぶえ）を作り始めました。

詳細については、通販のページをご参照ください。

唄もの・八本調子篠笛・塗り管

アルカイック工房では、唄もの調子篠笛・祭り囃子篠笛・神楽笛・獅子笛など、いろいろな篠笛を作っています。

初心者の方でも簡単に音が出る「リコーダー式篠笛」も作っています。

アルカイック工房のそれぞれのページを開いてください。

唄もの調子篠笛

高森町草部・吉見神社神楽

秋の祭礼で公演

古典調・六孔・リコーダー式神楽笛

神楽笛

阿蘇地方は神楽が盛んで各地に神楽保存会があります。高森町にも上色見熊野座神社神楽保存会・吉見神社神楽保存会など
があり、お正月や神社の例祭で舞い次がれています。

各地の神楽保存会では、受け継がれてきた文化を残していかなくてはなりません。神楽や・獅子舞の後継者を育ててゆくには
子供に教えて受け継いでいくのが一番効果が上がります。
地元の小学校や中学校に神楽クラブを作って受け継いでゆくことが大切でしょう。

阿蘇市波野の中江神楽保存会では、保存会の指導者が波野小学校と中学校の神楽クラブに出向いて指導されていて、
毎年開催される「阿蘇市こども芸術祭」などで発表しています。

こどもに神楽を指導するとき、難しいのが横笛で、小学5年生ぐらいから篠笛を教えることができますが、
初めのうちは音が出ないのでなかなかやりたがりません。鐘や太鼓などと比べると、笛を教えるのは難しいでしょう。

アルカイック工房ではこどもでも簡単に演奏できる「リコーダー式篠笛」を作っていて、初めて笛を吹いた方でも簡単に音が出るので
小学生に神楽笛を指導するのに使っていただけます。リコーダー式神楽笛なら低学年でも演奏できるようになります。
リコーダー式神楽笛で運指や息使いを覚えて、本式の篠笛を練習すれば、笛の演奏も楽しく練習することができます。